保育は、小学校のように教科書があるわけではなく、日々の保育内容を先生が自分で考えなくてはなりません。新人の時には、「明日、何をやろう」と一生懸命ネタを探しますが、経験を積んで慣れてくると、だんだん自分流が確立してきます。そのこと自体は悪いことではないと思うのですが、ともすればマンネリになり、「一体、なぜこれをやっているのか」ということが無自覚になりがちです。当園でも、カリキュラムを見直すためにも、個々の教材の意味を問い直す必要を感じているところです。 この「保育のヒント」では、私たちが「この活動は、こんなところが子どもに受けたよ」とか、「○○のために、この教材ってよかったよ」というような保育者の日々実感していることを紹介しながら、ページを作っていきたいと思っています。